ブックレビュー『学びを結果に変えるアウトプット大全』
仕事がら、学びに関する本を続けて読んでみました。この本は前回投稿の『Learn Better』をより一般向けに噛み砕いたような内容です。
現実はアウトプットでしか変わらない
Learn Betterと同様、こちらもアウトプットの重要性を強調しています。
インプットは「読む」「聞く」といった、脳の中に情報を入れる活動。
そしてアウトプットは「話す」「書く」「行動する」といった活動。
インプットのみだと、知識は増えても脳内世界のみの活動になり、現実世界に変化を起こすことはできません。アウトプットすることで、初めて現実世界に対して変化や影響を与えることができると主張しています。
アウトプットの利点として、以下の6つがあります。
1. 記憶に残る
2. 行動が変わる
3. 現実が変わる
4. 自己成長する
5. 楽しい
6. 圧倒的な結果が出る
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
インプットとアウトプットを繰り返すことで人は成長します。
インプットとアウトプットの黄金比は3:7だそうですが、普通の人はたいていインプット7、アウトプット3になっているのが現状だそうで、もっとアウトプットが必要と主張しています。
私は語学を教えているのですが、教室内での活動もインプットよりアウトプットの比率を増やすのが望ましいとされているので一緒ですね。
アウトプット活動(書く、話す)はインプット活動に比べて脳への負荷が高いので、嫌がる人が多いですが、やはり楽なことというのは、それなりの結果しか得られないということです。
アウトプットを増やすには
アウトプットを増やすトレーニングとして、以下の 方法が提案しています
・日記を書く
・体験したこと、本を読んだ感想などをSNS・ブログで発信する
・体験したこと、本を読んだ感想などを人に話す
インプットを行動につなげるため、身近な話題や、興味のあることを発信することから始めてみるとよいかもしれません。